インターロッキングブロック舗装は「景観性」に加えて「補修性」を有していることも特徴であり、破損や不陸等が発生して舗装のメンテナンスが必要となった場合や、道路の地下埋設物の工事が必要となった場合でも「乾式施工のメリット」を生かした補修・復旧作業がローコストでスピーディに行える。補修・復旧作業の手順は以下の通りである。
なお、ブロックを再利用する場合には、ブロックに破損等が発生していないことを確認し、ブロックの周囲に付着している砂(目地砂やクッション砂)をブラシ等で落としたものを用いる。
参考までに、阪神・淡路大震災におけるインターロッキングブロック舗装の破損状況および補修・復旧作業においても「乾式施工のメリット」が改めて確認されており、乾式施工による舗装材料の多くは破損の程度が比較的軽く、「ブロックの再利用」が可能であったことが報告されている。
また、インターロッキングブロック舗装は通常、屋外の公共空間に適用されるため、さまざまな気象条件や環境条件および交通条件等の影響を受ける。したがって、汚れやエフロエッセンス(白華現象)等によってインターロッキングブロック舗装の美観が損なわれないように、巡回や点検および清掃等を計画的に実施して、視覚的な快適性を長期的に維持していくことが必要である。
前述したエフロエッセンスとは一般に「エフロ」と称され、舗装表面を白く覆う白華現象のことであり、供用開始後、6ヶ月から1年以内に発生する場合がある。エフロエッセンスは冬季や日陰等では発生しやすい傾向にあるが、この発生原因は、コンクリートの練り混ぜ水の影響(1次エフロ)によるものと、雨水など外部から浸入した水の影響(2次エフロ)によるものが主にあるとされ、供用開始後に発生する場合のエフロエッセンスは2次エフロを指すものである。
エフロエッセンスは「インターロッキングブロックの品質や舗装の供用性等に何ら影響を及ぼさない性質」のものである。仮に、エフロエッセンスが発生した場合でも時間の経過と舗装の供用(歩行者や車輛の影響)によって自然に消滅するが、景観性や舗装の美観性を維持するためにエフロエッセンスの除去が早急に必要な場合には「濃度が5%以下程度の希塩酸」と「水」とを用いて、ブラシによる洗浄を行えば除去することが可能である。
- ブロックの抜き取り
- 路庄および路盤の掘削・補修・転圧
- サンドクッションの敷き均し
- ブロックの敷設(ブロックの再利用)
- 目地詰め・転圧
- 仕上がり状況の検査
なお、ブロックを再利用する場合には、ブロックに破損等が発生していないことを確認し、ブロックの周囲に付着している砂(目地砂やクッション砂)をブラシ等で落としたものを用いる。
参考までに、阪神・淡路大震災におけるインターロッキングブロック舗装の破損状況および補修・復旧作業においても「乾式施工のメリット」が改めて確認されており、乾式施工による舗装材料の多くは破損の程度が比較的軽く、「ブロックの再利用」が可能であったことが報告されている。
また、インターロッキングブロック舗装は通常、屋外の公共空間に適用されるため、さまざまな気象条件や環境条件および交通条件等の影響を受ける。したがって、汚れやエフロエッセンス(白華現象)等によってインターロッキングブロック舗装の美観が損なわれないように、巡回や点検および清掃等を計画的に実施して、視覚的な快適性を長期的に維持していくことが必要である。
前述したエフロエッセンスとは一般に「エフロ」と称され、舗装表面を白く覆う白華現象のことであり、供用開始後、6ヶ月から1年以内に発生する場合がある。エフロエッセンスは冬季や日陰等では発生しやすい傾向にあるが、この発生原因は、コンクリートの練り混ぜ水の影響(1次エフロ)によるものと、雨水など外部から浸入した水の影響(2次エフロ)によるものが主にあるとされ、供用開始後に発生する場合のエフロエッセンスは2次エフロを指すものである。
エフロエッセンスは「インターロッキングブロックの品質や舗装の供用性等に何ら影響を及ぼさない性質」のものである。仮に、エフロエッセンスが発生した場合でも時間の経過と舗装の供用(歩行者や車輛の影響)によって自然に消滅するが、景観性や舗装の美観性を維持するためにエフロエッセンスの除去が早急に必要な場合には「濃度が5%以下程度の希塩酸」と「水」とを用いて、ブラシによる洗浄を行えば除去することが可能である。